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忘れられなくなった金峰山(ワンコと山歩き)   

2週間前は、気持ちの覚悟がしきれなくて諦めた金峰山

行きたいと思いながら時を過ごす間に水に溶けてた覚悟が結石したのか、今回はなんだかすんなりと出発にこぎつけた。なんでもそうだけど、妙に障害がなく楽に進める時ってある。時にそれが不安になったりもするけど、無理に不安を引き寄せる愚動(造語)はやめて、楽しむことだけ考えよう!

やりたいことは できるときに やる

ぱちっと4時に目が覚め、4:50出発。外はまだ暗く、東の空に細三日月と金星、それから木星か土星かの3つのきらめきが綺麗。ヘッドライトをつけて出発。道路は空いてて空いてて、なんと調布インターまで15分ほどで到着してしまう。普段は25分はかかるのにびっくり。いつもは石川PAでトイレ休憩をとるのだけど、あまりに快調に走るので談合坂まで一気に行くことにする。

5:40 談合坂SA ドッグラン。
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日
夜が明けて来ました。

ここで化粧して(すっぴんで出てきたからね)、ちょっと食べたりして30分使い、本線に戻ったらすっかり夜は明けていて、ヘッドライトをつけている車はなくなってた。地球の自転は早いなぁ。

実は家でナビ設定ができなかった。大弛峠と入れても出てこないし、勝沼ICからの道もイマイチ鳥瞰把握できなくて、「ま、現地で入力すれば一直線で案内してくれるっしょ」というお気楽モードでまずは出てきたのだけど、ここ談合坂でも見つけられない。仕方ないので、ガイド本を頼りに、途中の恵林寺(武田信玄ゆかりの観光地)を第一目標点にするものの、この「恵林寺」が検索できない。こんなことで刻々と時間が過ぎて行く(焦)。このお寺、 「けいりんじ」じゃなくて「えりんじ」だったんだよね。歴史の勉強を真面目にしておくんだったと後悔。

そんなこんなしつつ、とにかくなんとか恵林寺近くのコンビニに辿りつき、ここで再度、目的地の大弛峠を探す。ここでやっと出てきて案内スタートさせたら、所要時間4時間って出てくる。ナンデスト? 見てみると、また高速に戻って峠の反対側からアプローチするルートをナビは主張している。仕方ないから途中の経由地点を何度も追加して、それでも戻ることを言い張るので、時間も惜しいし、めんどくさいから買いものもそこそこに出発してしまった。

8:00 勝沼ICから林道をあがってきたところ
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日
道中は紅葉がちらほらきれい


唐松の黄色一色もいいね
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日
やっぱり頑張って来てみてよかった

目的地が見えてきました 
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日
高いなぁ~ 稜線長いなぁ~ 歩けるかなぁ~


8:40 駐車場到着 
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日
昨日の木枯らし1号のお陰で空気は澄み渡り、最高の青空が広がっている


何度も写真でみた看板だ~(感激)
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日


舗装駐車場は満車でじゃり駐車場へ停める
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日


9:15 登山開始!
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日
今回はお湯ではなく、水を持って行って山頂で沸かすことにする。距離が長いし、15時過ぎには戻りたいからちゃちゃっと用意して出発


9:45  朝日峠 順調順調!
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日


林間に富士山が見えてきた! こんな高いところから見る富士山は初めて
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日


順調に歩いていたら、道が大きな岩になり、前も右も左も岩になる。左はロープで塞がれている。前はちょっと歩けそうにない。ということは右手のこの岩の壁を登るのだろうか?!
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日
(これは帰りに撮った写真)


10:30 岩を登ったところで休憩。
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日


南アルプスが見える! 感激極まる
20151026_14_2.jpg
生(なま)北岳、初めて見た。側で休憩していた山岳ガイドさんが、あれは濃鳥岳、あれは間ノ岳、そして北岳・・・とメンバーに説明しているのを聞きながら。

ここから先はこんな感じ(これも帰りに撮影)
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日
岩場で足を痛めそうなので、ハナに靴(ポウズ (PAWZ) ラバーブーツ )をはかせる。初めて実践で使うけど歩けるかな?


次はどんな景色がでてくるのかな(まだまだ余裕)
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日


10:45 朝日岳を通過し、噂の下り急坂の手前から五条岩が見えた。
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日
写真で見ると遠いけど、実際はもっと近くに見える。

このあたりで、すでに山頂から戻ってくる人たちに会い、ハナも靴のお陰で足が痛くないのか行く気満々なので、迷わず進む。


11:45 鉄山分岐付近だと思うけど、快調だったハナがいきなり停止。
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日


ガス欠でした
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日
出発して2時間半、一気に来ちゃったからね。登山道脇で朝食。


一生懸命歩くのに必死だったけど 見上げれば素晴らしい青空
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日
実感ないけど、2500m越の天空を二人で歩いてるんだよね。すごいかも。


このあと、緩い登りがだらだらと続き、結構堪えてきたところで


12:00 目の前がぽかっと空になった 
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日


降りてきた人たちが口々に「素晴らしい景色よ、あとちょっとよ」「360度大展望だから頑張って」って声をかけてくれたけど、ほんとその通りの素晴らしい景色で、どこもかしこも素晴らしすぎて、どこにカメラを向けたらいいのかわからないくらい。


富士山と写真撮るから止まって!
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日


八ヶ岳と瑞峨山
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日


ハナに引っ張られて歩きながら撮ってるからいつもぶれちゃう。


山頂へ向かう道の途中は、でっかい岩がゴロゴロしてて隙間が多い
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日

金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日
仕方ない、抱っこだ 
ここはハナが一人でジャンプして歩くのはちょっと無理。中型犬以上じゃないと自力歩行はできないね。


ここまで来たらあそこの山頂まで行くよ! がんば!!
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日


ハナを抱いて狭い岩のトンネルをくぐったら
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日
12:25 いきなり山頂! え、ここが山頂なのってびっくりした。テレビで見て想像していたより狭いなぁ。

写真を撮っていただきました
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日

金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日
ありがとうございました

くぐってきた岩のトンネル
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日

行く手に見える五丈岩  
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日
もうこの穴だらけの大岩の道を抱っこして歩けないからあそこは諦める
 

さっきの河原へ戻ってお昼休憩にしようと思ったら
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日
ハナがギブアップしちゃったので、山頂岩場の隙間で休憩

景色を楽しみながら1時間くらい山頂でのんびりしたかったのだけど、でも帰りを考えると30分しか休めない。 そしてなぜか、ここでガスに火がつかなくてお湯を沸かせなかった=ちゃんと昼食を食べられなかった。


本当にいい天気
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日


累々と続く山々の先にぽっかり浮かぶ富士山
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日


13:05 さて、名残惜しいけど帰りましょう 
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日
約束通りここから抱っこ(体重8Kg)

朝日岳への登り返しの急坂は歩いてほしいから、そこまでは母さん頑張るよ! しかし、背中にリュックをしょい、前に8Kgのハナを抱いて歩くのは、下りでもものすごくしんどい。もう山歩きを楽しむ余裕はなく、怪我をしないように、夕暮れに追いつかれないように、黙々と、ただ黙々と 足元だけ見て歩き続ける。


14:30 朝日岳手前の急坂登り
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日
ハナがとても歩ける状態ではなかったので、そのまま抱いて上がった。ジグザグのターン点で毎回休まないと登れない。富士山の「がんばれ~」の声が励み

前を歩いていた山岳ガイドの方が、「(ハナを)抱っこしてあげようか」と冗談まじりに言ってくれたけど、この時たぶん傍目から見ると、私はかなり消耗していたのだと思う。


14:40 朝日岳 
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日
本当はリュックを降ろして休みたいけど、時間を考えると立ち止まって休む余裕がない


朝日岳からの下りの岩場
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日
奥千丈岳がきれい。山肌に走る道が大弛峠へつながる林道かな。げー まだあんなに遠いのか・・・げっそり


ここは抱いて降りたのか、ハナに歩いてもらったのか、記憶がとんでいる
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日


15:00 木々が「がんばれ~」って言ってる 
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日
光る苔が「がんばれー」って言ってる


しんどい しんどい しんどい 

なんでわざわざ こんなしんどい 山歩きなんか しに来ちゃったんだろう

せっかくリュックや 山道具も買ったのに  もう使わないかもな

とにかく 今は 無事に 駐車場まで帰ることだけ考えよう

いち に いち に いち に ・・・・・・


15:20 歩いて来た道を振り返る 
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日
今日は山の中に入れてくれて、ここまで無事に戻らせてくれてありがとうございました。


この後、完全にガス欠となり、ハナを抱っこしてはどうしても歩けなくなって座りこむ。
ハナに「お願いだから歩いてくれるかな」と頼んだら、トコトコと、私の側をずっとついて歩いてくれた。ありがとうハナ。


16:05 やっとやっとやっと駐車場が見えてきた 
金峰山~ワンコと山歩き 2015年10月26日

富士山と山々と歩いてた方々の励まし、ハナの頑張りがなかったら明るいうちに戻れなかった。本当にありがとうございました。

ところが

「無事戻れてよかった、あとは帰るだけ」 となったところで、今日一番のアクシデント発生!!

手持ちの緊急グッズでなんとかやってみるもののどうにもならず、途方にくれかけていたところで ガソリン車のご夫婦と、ハイブリッド車の単身男性の方に助けてもらいました。

あの時はテンぱっていてお礼を言うことしかできず、すみませんでした。
本当に 本当に 本当に 本当に助かりました。
もしまたどこかでお会いする機会がありましたら、是非何かご馳走させ下さい。


帰りは 「真っ暗な中 街灯のない 側溝がありそうな 知らない林道を下る」 ことを考えると、なんとしても明るいうちに林道を抜けたくて写真を撮るどころではなかった。最後のアクシデントで気持ちの体力も限界を越え、体中の細胞のエネルギーを使い果たして枯れ果てた状態で、運転以外に使う気力体力が全くなく、とにかく恵林寺近くのコンビニまで降りることだけ考え、途中途中で見える夕日に輝く南アルプスの姿は脳裏に焼き付けるだけにして、必死で運転。

コンビニに車をとめたら放心状態で、しばし意識がとぶ。でも周りはどんどん気温が下がってくるし、とにかく着替えて胃に何か入れないと帰れないから、コンビニへ買い物に入る。とはいえ、疲れすぎて食べたいものがない。

ふと見ると、レジの前にゆらゆら湯気の上がるお鍋があるではないか! 

目の前ぱっと開ける。 おでんの大根なら食べられる!! 

このおでんの大根で生き返った。体中の細胞に滋養が浸みわたっていく。「食事」ってありがたい。

なんとか気力・体力つながったので車を出し、仮眠する談合坂を目指す。寝袋、敷きマット、U字型枕、アイマスクとお休みグッズは準備万端にしてきたので、かつてなく快適で3時間も寝てしまい、起きたら23時すぎだった(><) でもSAはトイレもあるし、必要なものは買えるし、明るいし、出入りはあるし、人目もあるから、道の駅などよりずっと快適で安心。深夜の高速はガラガラで、時速80Kmでゆっくり運転し、帰宅したのは日付が変わってからでした。


大弛峠からの金峰山往復は、人間単身だったら何の問題もない、とても快適な山歩きコースだと思う。でも途中からワンコを抱っこするには、標高差以上に距離が長すぎる。人間が二人以上いれば、荷物を手分けすることができるから問題ないけど、一人で全部やるには、ちょっと限界オーバー。帰路にこれだけ往路と同じ登りがあるというのはしんどい。

そして今回一番失敗したのは、食料準備。途中で買えばいいやと思っていても、店に欲しいものがなかったり、時間がなかったりして、ちゃんと用意できず、出発を焦っていい加減で流してしまったことが、途中からのエネルギー切れを招いた。やっぱりお湯は水筒で持って行って、食べるものはパンの方がよいなと心底痛感した。


でも、 やりたいと思ってたこと 実現できて 大満足。

限界を越えてしまった ゆえ  限界がどこかもわかった。

楽ちん快適じゃなかった分 忘れられない山になった。

途中、もう山歩きなんかうんざりって思ったけど、また同じくらいの目線で南アルプスをゆっくり見てみたい。大弛峠から朝日岳までの往復だったら十分余裕をもって楽しめるから、来年またトライしたいなと、性懲りもなく思ってる自分に我ながらびっくりするわ。

@限界は自分で冷静に決めるべし

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初・百名山「大菩薩嶺」その1 上日川峠~石丸峠(ワンコとおでかけ) 


大岳山の1200m高地から見た景色が忘れられず、もっと高いところへ行きたくなった。三頭山か武甲山か、いっそのこと大菩薩嶺か。山登りをしているテニス仲間に聞いたら、大菩薩嶺はワンコ連れの人もいるし、道も簡単だから大丈夫だよと言われ、「できるときにできることはやってしまおう」と奮起を決断。

ヤマレコやブログでこの1週間ほどの山行記録で気温や服装、道の感じなどをを入念にチェック。ほぼリアルタイムで最新情報がゲットできるので、ネットはありがたい。

ものすごく頑張って5時起き6時出発。ハナも車は得意なわけではないので、途中、ちょこちょこ停まって休憩しながらゆっくり行く。

初狩PAから見えた富士山
初狩PAより富士山20150508
結局この日、はっきり見えた富士山はこれだけだった

ガイド本で 頂上から360度絶景と紹介されている高川山
高川山20150508
実物を実際に見ておけると大変さのイメージがわいていいわ

勝沼ICから上日川峠へ。駐車場到着8:45。トイレ行ったりハナに朝ごはん食べさせたりして、結局、出発が9:30。唐松尾根を上がるか、石丸峠をまわるか悩んだけど、最初の予定通り石丸峠へ行くことにしました。この欲張りが、最後、メインを楽しめない結末になるのだけど、まあ、全部をMAXには楽しむには体力にも時間にも制限があるので無理だから、そこは仕方ない。

駐車場から石丸峠への道へ入ります。最初しばらくは下り。
大菩薩嶺20150508

今回は花の写真も撮ろう!と思ったけど
大菩薩嶺20150508
結局、このお花以外は見ることなく終わりました

快適なハイキングコース
大菩薩嶺2015050

水遊びもできて
大菩薩嶺20150508

沢を渡ったらササ藪トンネル(ハナ目線)
大菩薩嶺20150508
ダニとかいろんな虫さされが心配なので、やっぱりアルファアイコン着せていると安心(かーさん目線)

小屋平停留所が見えました(10:00)
大菩薩嶺20150508

道路を渡って向かい側の登山道へ入ります
大菩薩嶺20150508
ここを渡る時、車が2~3台通ったのは覚えてました(この話は後に続く)

ほんとに笹原だ~
大菩薩嶺20150508

ところどころ、高い段差があって抱っこヘルプが必要
大菩薩嶺20150508

林道へ出ました(10:32)
大菩薩嶺20150508
看板を見て、熊鈴のサックをはずしました(忘れてた)。この先、登山道崩壊とのことで、右方向へ150mほど林道を歩きます

立ち止まっては写真を撮るもんだから、ただでさえペース遅い二人なのに、さらにのんびりになっちゃう。
大菩薩嶺20150508
また出てきた熊看板から左へ登っていきます

土斜面の直登が多くて、実は結構大変。踵がすれてちょっと痛くなっちゃった
大菩薩嶺20150508
だいたい、登山は最初、ものすごくゆっくりペースから入るのが定石だけど、ハナは元気なうちはハイテンション・ハイペースなので、いつも最初がハイペースになっちゃう(><)

1800m付近の新芽
大菩薩嶺20150508

笹原の中を行く巻き道は快適
大菩薩嶺20150508

上を見ても
大菩薩嶺20150508

下を見ても
大菩薩嶺20150508

振り返っても
大菩薩嶺20150508
広々続く笹原。気持ちいい~

石丸峠が見えてきました
大菩薩嶺20150508

石丸峠到着(11:32)
大菩薩嶺20150508
ここから左手へ折り返していけば熊沢山を経由して大菩薩峠へ行ける訳ですが・・・

熊沢山へ向かって、このだだっ広い笹尾根を登る訳ですが、
大菩薩嶺20150508
着いたとき、丁度、右側の防火帯のようなところを下りてくる人がいて、私はてっきり右の方向へ行けばよいのだと、この時思い込んでしまったのでした。

それはさておき、飛ばしてきたハナがばてたので、ここで大休止
大菩薩嶺20150508

標高1900m
大菩薩嶺20150508
パンパンに膨らんだレトルトの袋で高所にいることを実感

ここでハナは食べまくりました。私の食べていたチーズリゾット、持ってきたピザトーストの耳、牛肉ジャーキー、きゅうり半分、ささみフレーク、七面鳥のアキレス腱、ささみダイス。どう見ても「消費エネルギー < 摂取エネルギー 」じゃない?

フレキシリードをやめてロングリードに変え、遊んでおいで~と言ったら
大菩薩嶺20150508
手のかかることで・・・(^^;  ふふでも楽しい

ゆっくり休んで元気出たところで、大菩薩峠へ向かいます(12:20)

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初・百名山「大菩薩嶺」その2 石丸峠~大菩薩嶺(ワンコとおでかけ) 


石丸峠から熊沢山へ向かって登っていきます。

途中から天狗棚山~小金沢山(右手)方面を振り返ったところ。
大菩薩嶺20150508
あの道をずーっと先まで歩いていってみたいなぁ

結構、急な坂道で、元気の出たハナがどんどん先に行くので、ただただ彼女の後にくっついて下だけ見て登って行き(※)、最初に思いこんだ右手の方へ向かっていったら、最後、道が消失。あれれ~~
大菩薩嶺20150508
ササ藪の中に踏み跡があったので進んでいくと

足元がだんだんふかふかになってくる
大菩薩嶺20150508
でも東京都水源の標識があるから道はあってるはず(勝手な思いこみ)

要するに、最初に右手だと思い込んだことで、周りを確認もせず(※)で下だけ見てて歩いていたから、熊笹山へ向かう分岐を見落としたのでした(アホ)。右側は論外な感じなので、左側に登山道があるのでは?と探したら、5mほど下に発見。でも石丸峠から小屋平へ戻る道なんじゃないかと不安になり、高度計を見ても確信持てず、一度戻ってみたけど分岐わからず、わかんないからまたここへ戻って道に下り、
大菩薩嶺20150508
コンパス方向へ歩きました。

ちょっと行くと標識が。道、あってました。
大菩薩嶺20150508
冷静に考えれば、小屋平から登って来た道は上も下も笹原だったのだから、これは違う道(大菩薩峠へ向かう道)だとわかるもんだけど、焦るとダメね。

歩いていると、父娘連れの二人に会い、石丸峠へはまだ登りますか?と聞かれ、少し行くと、石丸峠へ下りて行った男性が戻ってきて追い越して行きました。ここって簡単往復路なの?

一生懸命歩いていたら、唐突に人工物が現れ
大菩薩嶺20150508
テレビで見た介山荘に到着(13:10) ほっとした~

セルフタイマーで写真を撮りましょ
大菩薩嶺20150508
失敗!

ぴ、ぴ、ぴ、 はいいきますよ~
大菩薩嶺20150508
パチリ

大混雑を予想してたけど、ほぼ誰もおらず。みんな下山しちゃった?

ここで大誤算に気づく。気分はもう、あとちょっと歩けばゴール(大菩薩嶺)だったのに、見れば、大菩薩嶺はずーっと遠くではないですかっ。1時間かかるよ。ヤマレコとかに「すぐ着いた」とか書かれてて、勝手にお手軽イメージ抱いちゃってました。あちゃ~
大菩薩嶺20150508

そして、熊沢山までの涼しい快適な道とは異なり、この土と石だけの道になったとたん直射と反射日光でものすごく暑い(><)
大菩薩嶺20150508
かーさんもだよ、でも頑張ろう

ここからは少しすれ違う人も出てきて、ちょくちょく声をかけてもらいました。犬が嫌いな人もいるから、すれ違う時は二人で端へ避けるのだけど、「おいで~」って言ってくれる人がいると、ハナは大喜びですっとんで行ってしまいます。なでて可愛がってもらうと元気でるみたい。ありがたいです。

この辺りで出会ったご夫婦は、実家でチワワを飼っているんですよ、なんて話をしてくれて。

大菩薩峠の上の岩場から。富士山や南アルプスは霞んで見えないけど、高いところから累々と連なっていく景色を見るのは爽快。
大菩薩嶺20150508
ここで下って来た男性4人のパーティーに話しかけられ、小屋平の停留所で我々を見かけ、ここから登るのかとびっくりしたとのこと。そういえば、車何台かとすれ違った記憶がある。いろいろ話をしててふとハナをみると、ちゃっかり一人の男性に甘えてなでてもらってる(笑) 頂上まであと少しだから頑張ってと声をかけてもらって元気が出る。

サイの河原小屋
大菩薩嶺20150508
なんとか15時までに山頂へ行きたいから頑張って!

ひゃ~ この暑さの中、あそこまで急ぎで行くのはちょっとしんどいな~
大菩薩嶺20150508
下りは抱っこしてあげるから、登りはちょっと頑張ってちょうだいな

途中の岩場は、足場がなくてちょっと難儀はしたけど無事通過。が、我々どうも、端のはずれを歩いていたらしく、真ん中を降りてきたご夫婦が、先にハナを見つけて「あら、犬が!」とびっくりされていた。女の子ですか?女の子なら連れてきても大丈夫よね、いくつですか、などなどいろいろおしゃべりして。

頑張って歩いたけど、頑張りすぎても下山できなくなっちゃうから休もう! 標高2000mだ(わーお)
大菩薩嶺20150508

歩いてきた道を振り返る。でも通って来た実感がない(^^;
大菩薩嶺20150508

今度こそ、あれが雷岩かな。
大菩薩嶺20150508

ここですれ違ったご夫婦に、「単独行ですか? 家内も今、単独行に挑戦中なんですよ」と声をかけられ、「いえいえ、私たち二人連れですから」と笑って答えて。でも考えてみれば、全部私が一人で責任負って無事家まで帰らないといけないから、確かに単独行といえばそうなのだけど(登山届も 単独+犬1匹 で出した)、私の気持ちの中では二人で一緒だから怖くないし励まし合って頑張れるから2人パーティなんだけどね。

唐松尾根はもうすぐですか?と聞いて確認して、お互い「お気をつけて」と別れました。

やっと大菩薩嶺到着!(14:37) 初百名山だ~ 感激
大菩薩嶺20150508

大菩薩嶺20150508

二人で頑張ったご褒美に、ここまでとっておいた美味しいもの食べます
大菩薩嶺20150508
ステラおばさんのマカダミアナッツクッキーとミルクティ

ハナは ささみ巻きジャーキー(ミニサイズ)
大菩薩嶺20150508


山頂は、見聞きしていた通り、さほど広くないし木々に囲まれて展望はなく、
大菩薩嶺20150508
伊豆ヶ岳頂上を平坦にしたらこのくらいかも

でも、すごくいい雰囲気に満ちていて、
大菩薩嶺20150508

大菩薩嶺20150508

大菩薩嶺20150508

大菩薩嶺20150508

丸川峠方向
大菩薩嶺20150508

雷岩方向
大菩薩嶺20150508

この空間だけ特別に祝福されているような感じがする。ずっとここに居たいな。

と言ってもいられないので、仕方ない、帰りましょう(15:05)。
約束通り、ここからハナを抱っこ。抱っこひも出したら、そそくさと足元に寄ってきました。いつもは抱っこ大嫌いなのにね。

雷岩から唐松尾根へ下る入口。景色は見納めましたか?
大菩薩嶺20150508

ざらざら岩だらけのところを
大菩薩嶺20150508

下っていきます
大菩薩嶺20150508

抱っこ紐はショルダー式なので、荷重7Kgを一気に右肩で支えたまま、両手ストックでおりていきます。ガッツだ!!

大菩薩嶺20150508
こんな感じのところを必死で延々100m降りてきて

きれいな青空に見とれたりして
大菩薩嶺20150508

石だらけ道の一旦終わりが見えました(ほっ)
大菩薩嶺20150508

途中尾根から下は大菩薩嶺稜線は見えなくなり、道が平らになったところでハナが降りるというので降ろしてやって歩いていると、男性が一人登ってきました。山頂まで45分くらいで行けますか?と聞かれて、「我々15時に出てきて今は・・・」と時計をみると16時。福ちゃん荘手前までで1時間かかってました。「この子を抱っこして降りて来たので時間かかってますが」と伝えましたが、どうだったかな。

やっと福ちゃん荘が見えました
大菩薩嶺20150508
上で会ったご夫婦が「お~元気で降りて来たねぇ」って笑顔を向けてくれましたが、いえいえ、この子、下山で歩いたのは5分ですからっ

無事、駐車場到着(16:40) 日が長いから助かる
大菩薩嶺20150508

たくさんいた車も残りわずか
大菩薩嶺20150508

下りの林道途中からの大菩薩嶺
大菩薩嶺20150508
さっきまであそこにいたんだなぁ~

夕日差し込む丹沢方面
大菩薩嶺20150508
一日頑張ったご褒美絵画だ

帰りは大菩薩の湯と決まっているらしいので寄りました
大菩薩嶺20150508

2時間後、夜景が綺麗でした
大菩薩嶺20150508
介山荘に泊まったら満天の星空見えるのかな


さすがに疲れて、談合坂でお蕎麦を食べ水の補給をしたあと、車中で仮眠。23時に出て、帰ったのは0時でした。いや~二人でよく遊んだわぁ。

今回のルートは
 上日川峠(9:30)=小屋平停留所=石丸峠(11:20)=熊沢山大菩薩峠(13:10)=大菩薩嶺(14:40)=唐松尾根=上日川峠(16:30)

山頂到着が遅かったので、誰もいなかったのは結果よかったけど、一番暑い時間に石の稜線を登ったのはきつかった。でも、上日川峠から石丸峠への道は快適で変化に富み、トータルとしてみれば、いろいろな場所や景色を楽しめて、とてもgoodなルートだったかな。大菩薩峠から大菩薩嶺へのメインルートで、のんびり景色を楽しむ時間も余裕もなかっったのだけが心残り。

石丸峠を登りにしたのは、人通りが少なそうで、夕暮れ近い時間の下山に使うのは避けたかったから。もし暗くなっても、メイン通りの唐松尾根だったら不安なく下りれるだろうと思ったからで、逆に稜線のことを考えると、山頂から大菩薩峠へ下る方が景色をゆったり楽しみながら歩けると思う。

ここは是非また行きたいな。次回は秋に、唐松尾根から上がってみようかな。


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